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コンセプト

ART 北海道ホテルコレクション

かつてこの地に住んでいた北海道絵画の巨匠
能勢眞美が描いた十勝の風景画をはじめ、
国内外の貴重なアート作品や資料を
収蔵・展示しております。
アートや歴史に触れながら、
ごゆっくりとお過ごしください。

北海道ホテルの豊かな森を愛した
画家・能勢眞美

北海道ホテルは、能勢眞美画伯が住んでいた場所です。能勢画伯は、戦前戦後を通じて、北海道美術界の中心的存在として活躍し、1948年に帯広市に移り住みました。緑の生い茂る豊かな風景を描くことで、「最も十勝らしい風景」を表現したのです。

『白樺の小径』能勢眞美

『花ある樹苑』能勢眞美

『緑樹』能勢眞美

能勢 眞美(のせ まさみ) 1897年、白老町生まれ。1948年、帯広市(現・北海道ホテル所在地)へ転居し、第1回北海道文化賞、1955年に帯広市文化賞などを受賞。北海道ホテルの庭を愛し、油絵に定着させることに情熱を注いだ。道展の歴史とともに、道内画壇の長老として多くの画家を育てる。その穏やかな画風は多くの人に親しまれた。1982年、84歳で死去。

ぬくもりと力強さを感じる
木彫りの動物たち

館内では、木彫りの「ヒグマ」たちがお客様をお迎えします。彼らは物語や絵画にちなんだ愛嬌あるポーズをとっています。また、アイヌ民族の森の守り神「シマフクロウ」がホテルのエントランスやラウンジのテラスからホテルを見守っています。

『三梟』高橋英双森の賢者でもある三羽のシマフクロウが、両羽根で
それぞれ眼、耳、口を隠して、叡智の3つの秘密を示しています。

『クマの見返り美人』高橋英双

『クマの考える人』高橋英双

高橋 英双(たかはし えいそう) 1948年、陸別町生まれ。1973年に音更町内に工房を設立。彫刻品を作る傍ら、現代アート製作にも傾注。80年代から多くの展覧会で作品を発表した。「phenomenon(現象)」をテーマに、帯広市内の「マチは美術館」や新得町の「サホロ湖環境アートの森」などに作品を出展。北海道ホテルのシンボル、シマフクロウ像など数多くの作品を手掛ける。

北海道の歴史を知る
古地図コレクション

北海道の命名者・松浦武四郎の手による初版地図や林子平が作成した三国通覧図説付図の写しの蝦夷部分など、当時の北海道の地理を知る貴重な資料を展示しております。

『北辺図』松浦武四郎奉納

『蝦夷山川地理取調大概図』松浦武四郎

『蝦夷地古写図(左)
『ウイーン製のアジア地図』(中)
『蝦夷図全図-三国通覧図説付図-写し』(右)

ホテル全体が美術館のように

レストランや教会などのパブリックスペースには、様々な絵画や彫刻などを展示しております。現代アート作家・岡部昌生氏の巨大フロッタージュ作品や、デンマークの古都Slagelseで職人の手で作られた馬車など、随所に展示されたアート鑑賞をお楽しみください。

『オーキッド』ルイ・イカール

『追憶』東郷青児

『聖家族とライン地方の風景』

『馬車』製作:Mr.P.Petersen
修復:H.K.Andersen

『OBIHIRO MATRIX1991』岡部 昌生